海技大学校
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海技大学校は、船員(船員であった者及び船員になろうとする者を含む。)に対し船舶の運航に関する高度の 学術及び技能を教授すること等により、船員の資質の向上を図り、もって海上輸送の安全の確保に資すること を目的とする、船員の教育機関です。
海技大学校では「新人教育」「資格教育」「実務教育・訓練」、そして「水先教育」まで多岐にわたって教育・訓練 を提供しています。
船舶の安全かつ効率運航の確保、海技の維持・向上と伝承のため、海事社会のニーズを敏感にキャッチしつ つ、優秀な人材を安定的に育成できるよう、長期的な視野を持って海技者のキャリアパスをサポートして参り ます。
海技大学校が在る芦屋の地は、関西の2大都市である大阪と神戸との中間に位置し、北には六甲連山を眺め、南は大阪湾に臨む風光明媚な国際住宅都市として知られています。我が校はこの芦屋市を南北に流れる宮川の下流に位置し、昭和40年代まではキャンパスのすぐ南は海岸で、海水浴場としても知られた場所でした。
現在では海岸の埋め立てが進みさらにはマンション群が立ち並ぶ住宅地へと変貌し、残念ながらキャンパスから大阪湾を観ることはできませんが、四季折々の六甲連山の眺めは一見に値するものです。このような恵まれた自然環境および周りが閑静な住宅地であることから勉学環境は抜群といえます。
現在の海技大学校の教育の特徴を一言で言うならば多様性ということになるでしょうか。昭和20年の創設以来、昭和50年代前半までの本校の主たる役割は、外航船部員の職員化に対応する再教育でありましたが、劇的な日本人外航船員数の減少に伴いその役割もほぼ終焉かと思われた時期もあります。
その後、例えば船員制度近代化対応のごとく政策的な船員再教育に柔軟に対処し、さらには外航海運界のみならず内航海運界のニーズを調査することにより、従来の資格教育に加え船員のライフサイクルに合わせた実務教育訓練にも着手しながら、海技教育の多様性に活路を求めてきました。
このような変貌に歩調を合わせるように各種シミュレータをはじめとする教育訓練設備の充実を図り、近年では資格教育と実務教育訓練とが本校の海技教育の2本柱として位置づけられるに至っております。
また、国際協力の一環としての外国人船員または外国人海事関係者に対する教育訓練も20年を超える実績を有しており、特に昨今の外航海運の状況を考えればその重要性は今後さらに高まるものと考えられます。
今後も多様な海技教育に柔軟性を持って対応することが本校の使命であると確信し、教職員一同一丸となってさらなる努力を惜しまぬ覚悟でございますので、皆様方のご理解、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。





